縮絨工程
日本唯一の最新技術
ニットなど多様な新しい素材の生地にも対応
最新スポンジングマシーンで最高級の生地をお届け
主要工程である、スポンジングには独自開発の最新のスポンジングマシーンを導入しています。
分断されていた「スチーム」「熱セット加工」「冷却」の工程を1台にまとめることで、効率、スピードが格段に向上、レディースニットなど、これまで難しいとされていた素材、長短さまざまな長さにも幅広く対応しています。
当工場独自のミスト(ウォーターシャワー)技術は最高水準の緩和率。当社比でウール15%、ポリエステル5%向上しました。
もちろん、素材によって水分量やスチーミングの温度を最適に調整。レディース衣料、スポーツウェアなどの用途・素材の多様化に「最新設備」と「職人」のノウハウでお応えします。
スポンジャーマシーンの動画
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縮絨機各ゾーン別性能紹介
1面
導入ゾーン
原反及び着分を流しこみます。生地を左右のバランスをとりながら安定走行させ、生地の蛇行はセンサーによりはみ出しを感知され修正されます。ニット、ストレッチ素材などの収縮の大きい素材も伸びも防止。
短いもので70cmの長さから対応可能です。
2面
スチームゾーン1
スチームゾーンでは全部にウォーターノズルで微霧を散布し、浸透させてから、後部にフォグスプレーで微霧を散布。
ここで生地は最大限に膨潤します。
3面
スチームゾーン2
生地の表面にノズル散布した水分が第2スチームゾーンで浸透します。
4面
スチームゾーン3
素材によってスチームゾーン1~2に追加して蒸気量を調整します。
5面
熱循環ゾーン
80℃~250℃で熱風加熱蒸気により熱セット加工を施します。この加工により毛並・風合いを整えます。
合成化学繊維やニット素材、シルク、コットン、ポリエステル、レーヨンなど素材によって温度を調整します。
6面
冷却ゾーン
バキュームで吸着しながら素材を冷却させます。これによりエージング時間を短縮可能、保湿仕上げも可能です。
生地幅は測定(純長)測定器センサーで計測し、モニター管理しています。
7面
振り落とし
生地の風合いを保ちながら振り落とし、生地をまとめます。
- 縮絨(しゅくじゅう)とは?
織物の段階で掛かる様々なストレス(歪み 伸び 縮み)を、織物に水分(加湿)熱セット(加熱)乾燥(冷却)を与えることでストレスを解消し、風合いを回復させ寸法変化を安定させる緩和処理のことです。